開発者インタビュー
日本人も欧米並みに矯正歯科を身近に感じて欲しい。
そんな思いがこの作品を生み出す原動力になりました。
企画&シナリオ
斎藤健志
 日本人って歯並びが悪い人が多いのに、なぜか矯正歯科治療を受けられるか方が欧米の先進国と比較すると少ないのが現状ですよね。医療制度の違いが大きな理由の1つになっているのは確かだと思いますが、それ以上に歯に対する関心が低いように思います。

 昨今、医療ドラマが大流行ですが、歯科がテーマになった作品ってないですよね。漫画「め組の大吾」がTVドラマ化されて消防士が若者の人気になったり、やっぱり、その仕事を身近に感じる媒体があるってことは大切じゃないですか。

媒体は、何でもいいと思うですよ。漫画でもTVドラマでも映画でも小説でも。何でもいいからあることが大切なんですよね。

そこで、”自分でも何か出来ないだろうか?”って考えたとき思いついたのが、RPGゲームだったんです。

「ファインディング ゙オルソ!」の物語上、重要な「6つの鍵(シックス・キー)」伝説は、実際にある。ネタ元になった最適な咬合のための6つの鍵を見つけ出したアンドリュース先生(左)と作者(中央)。右にいるのはアンドリュー先生の長男でやはり矯正歯科専門医のウイル先生。作者がまだ矯正歯科の研修時代、アンドリュース先生のコースを受講した時の写真。(若かったなぁ・・・) うちの息子が中1で、世間並みにTVゲームにはハマッいるんですが、部活で先輩から「RPGツクール」っていうPCソフトを教わっていたんです。このソフト、私達の世代には懐かしい「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」の初期の頃の作品を自分で作れちゃうソフトなんです。

「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」の初期の作品といえば、なんとドコモのFORMA最新機種にプレインストールされているですよね。どうやら、最先端のグラフィックを見慣れている今の若者には、初期の作品はレトロ風でかえって新鮮に感じるらしいんです。

そこで、歯並びに無関心な男の子と父親がハマッテしまうような矯正歯科の研修医が主人公にしたRPGゲームを作ることを思いついたんです。

女性は子供でも、自然に自分の体には関心が出てきますから素直に医療情報を提供するだけでいいんです。でも、男性は、そうはいかない。やっぱり、男の子と父親をターゲットにした啓発媒体が必要なんじゃないですか。

昨年、映画館で「ファインディング ニモ」を見たとき、すごい衝撃を受けました。だって、歯医者さんが主人公の一人だし、歯科関係者にしか分からないよな歯科ネタジョークが満載されていたからです。歯科がディズニー映画になれるんだ。っていう発見は、矯正歯科の広報活動に携わっていた私にはいいヒントでもあり刺激にもなりました。そして、何より「ファインディング ニモ」の世界が美しく、楽しかったんです。
博物館でよく見かけるような教育色が濃いクイズ形式のゲームなんかじゃなく、単純に楽しい、そして面白いRPGゲームを作ろう。そして、遊んだ後に主人公の研修医達を身近な存在に感じてくれた大成功!そんな思いでシナリオを考えました。ストーリの中に映画「キング・アーサー」の中にも出てくる聖剣エクスカリバーのシーンを挿入したり、今売り出し中の若手芸人さんにゲスト出演してもらったりと、物語の世界を深める小ネタも満載しました。
主人公が最後に習得する究極魔法「メテオストライク」の映像は、息子が1コマ1コマ丹念に作り上げてくれたものです。彼のお気に入りだそうです。 究極の破壊力を堪能して下さいね。
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